産前・産後のはり灸

お産は、特別な異常がない限り、なるべく手を加えず自然に任せるのが最も良い方法です。

しかし、妊娠中はいろいろと体調を崩すことが多いものです。つわり、下肢のむくみ、便秘、痔、腰痛、カゼを引きやすいなど様々です。
はり灸治療で体調を整えると、そのような症状が軽く済み、安産にも
つながります。また、胎児の位置異常(逆子)にも、鍼灸は大変効果的です。

 

■安産灸(三陰交のお灸)
このお灸はお産を楽にし、赤ちゃんが元気に生まれ、
産後の肥立ちを良くするお灸です。
お母さんの体調を整え、出産時に陣痛が軽くすみます。
子宮内の胎児の環境を良くし、元気で丈夫な子供が生まれます。
三陰交アップ写真<三陰交のお灸のすえ方>
三陰交のお灸は妊娠5ヶ月を過ぎ、
胎動を感じたら始めるのが良いでしょう。
最初は3壮ぐらいから、月数が進むにつれて数を増やし、
出産目前には20~25壮ぐらいになります。

また36週を過ぎますと、
足の小指の頭にお灸をして、子宮口を開くようにし、
なるべく出産時間が短くなり、楽に出産出来るよう施術します。

知熱灸 右足小指施術写真

出産後は、血が不足して様々な症状が出ます。
古の人は産後に眼を使うなとよく言いました。
不眠、めまい、眼痛、精神不安などの症状には血を潤すような
治療をします。また、母乳の出が悪かったり、乳腺炎にも効果的です。

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